人民銀行は1月21日、20の金融機関に対し総額3525億元のMLFによる資金供給を実施した。金額の内訳は3カ月物、6カ月物、1年物のいずれも1175億元で、金利は各2.75%、3.0%、3.25%だった。
現在、人民銀行は臨時的な資金供給を常に行っており、流動性の安定を維持する意図が極めて明確に示されている。
九州証券の鄧海清グローバルチーフエコノミストは「現状から見ると、中央銀行はSLF(短期流動性ファシリティー)を通じて金利コリドーを構築する一方で、オペの頻度と役割を強めている。コリドーの上限と下限によって市場金利をコリドー内の範囲にコントロールしてから、その後オペを通じて同金利を基準金利に近づけようとしている」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月19日