中国で増加する中高所得者層、需要への対応が課題＝商務部部長
中国で増加する中高所得者層、需要への対応が課題＝商務部部長。 中国商務部の高虎城部長が先般2015年のビジネス成長について状況説明し、中国では中高所得者層が形成されつつあるとの見方を示した…
タグ： 中国中高所得者層
発信時間： 2016-02-24 14:57:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
2015年の中国人海外旅行客数は1億2000万人。海外では、旅費、宿泊費、ショッピングなど合計1兆5000億元が消費され、うち、ショッピングは少なくとも7000～8000億元に上った。この中で大きな割合を占めるのが中高所得者層で、主な対象は高級ブランドから、高品質でコストパフォーマンスの高い日用消費財にシフトしている。このため、ビジネスを展開するにあたっては、供給側が中高所得者層の需要を如何にして満たすかが重要となる。彼らのカスタマイズ需要、他者と差別化された需要に応じ、多品種、高品質、安全、快適といった需要を満たしていく必要がある。
高虎城部長は今後の大きな流れとして、雇用の安定を基盤とした所得増加の可能性に注目すべきと指摘する。2015年の中国のGDPは67兆7000億元、約11兆米ドルに達した。1人あたりの平均GDPは約8000米ドル、東部沿海部の都市では1万米ドル、1万5000米ドルを上回り、中高所得者の消費者が集積、海外ショッピングも増え続けている。中国はクロスボーダーEC（電子商取引）の発展を通じた在宅での海外ショッピングを実現する必要があり、これも今年の重点課題の1つだとしている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年2月24日
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