クラウス駐中国ドイツ大使は先ごろ、「中国経済網」の独占インタビューに対し、次のように語った。
2014年の李克強総理のドイツ訪問時に、中独両国は「中独協力行動綱要」を発表し、ドイツの「インダストリー4.0」での協力に関する日程が正式に提議された。「中国で完全なオートメーション化が実現できていないなか、ドイツの『インダストリー4.0』はどうすれば中国市場により良く対応できるのか?」という質問に対し、大使は「中国の産業は良好な発展を遂げており、ここに突破口がある」と答えた。
2014年時点の投資プロジェクトの数量でみると、中国はドイツにとって米国と日本を上回る最大の投資国だ。「インダストリー4.0」をテーマとしたドイツ企業への投資や買収への関心は、ますます高まるばかりだ。中国化工集団は今年1月に、ドイツの機械メーカーKrauss Maffeiを9億2500万ユーロで買収。中国企業によるドイツでの投資としては、過去最大規模となった。「ドイツ政府は海外からの投資を歓迎する。これまで中国側に買収合併されたドイツ企業は良好に運営されており、ドイツ側の満足度も高く、フィードバックも非常に良い」としている。