▽様々な影響
中日韓の電子商取引ネットワークの構築が、プラスの影響をもたらすことは間違いない。李天国氏は、「中日韓の電子商取引ネットワークは3カ国の市場を繋ぎ合わせ、企業の海外サプライチェーン構築を助け、グローバル市場との融合を促進する。また、同ネットワークの発展は、クロスボーダー電子取引の秩序規範化、資源統合、相乗効果の発揮にも役立つ」とした。
莫岱青氏は「中日韓電子商取引ネットワークの形成は、3カ国間の貿易を促進し、クロスボーダー電子商取引の発展を促進する。一部の商品はネットを通じて販売できるようになり、一方で海外の商品も中国に入ってくる」と指摘する。
しかし、利点もあれば欠点もある。中日韓の電子商取引は一部の人にとっては大きな打撃となるだろう。
李天国氏は「企業の電子商取引を通じた経営活動が、伝統的な小売企業に影響を与えることは避けられない。しかし客観的に見れば、伝統的企業がインターネット時代のニーズに合わせ、経営概念とモデルを絶えず変化させるよう促すことになる」と語る。