一例として、楊氏は米シリコンバレーの企業が特許権の取得、投資、企業買収などを通じて新技術を取り入れ、技術力を高めると同時に、外部企業による自社の先端技術の取得を認めていることを挙げた。国内の大企業も、イノベーション成果の双方向の移転を実現させる力は持っていると指摘した。
また、楊氏は「政府が資金面や財政・税収面の優遇措置を通じて大企業のイノベーションをサポートすると同時に、大企業によるベンチャー投資の拡大を支援することも近道の一つだ。例えば、ベンチャーキャピタル投資で、一部の資金運用を企業に委ねることなどが挙げられる」と提案した。
インターネット産業におけるイノベーションの起爆剤について、楊氏は「マクロな観点から、海外へ流出している消費を国内に呼び戻す方法を考えるべき」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月8日