コンゴ共和国のDaniel Owassa大使
「世界経済の足取りが重いなかでも、“中国号”という経済の巨艦は依然として無事に目指す港へと到達する。中国が打ち出した“十三五”計画は中国・アフリカ協力に多大なメリットをもたらす--」。在中国コンゴ共和国大使のDaniel Owassa氏はこのほど、中国経済網記者の取材に対し、こう語った。
世界経済で中国の存在感の高まりにつれ、中国経済に対し、国際社会で“評論家”らの関心度も増していると、Owassa氏は指摘。人によって分析法が異なるため、結論も必然的にそれぞれ違ってくる。世界第2位の経済大国として、中国経済が以前のような高成長を維持するのはロジックに合わないとの見方を示した。その上、Owassa氏は「今年の政府活動報告から、向こう数年にわたる中国経済の発展トレンドを充分に理解できる。私は中国経済の先行きを信じている」と語った。
また、「両会」は中国の人々の暮らしに深く関わるだけでなく、Owassa氏のような外交官にとっても非常に重要だという。Owassa氏は、「“十二五”期間中に、中国経済が世界各国に積極的な影響を与えた。特に、中国とコンゴが戦略的協力関係を結んだ06年以降、アフリカの経済が持続的に成長し、この段階において中国が大きな役割を果たした」と評価。コンゴにとって中国は第1位の経済協力パートナであり、中国にとってもコンゴが非フランス語圏アフリカ諸国で第1位の経済協力パートナとなっている。