上海市が、「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」期に、2020年をメドに国際保険センターになることを目標にしている。「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」期に、上海市は中国(上海)保険取引所の設立計画承認を機に、保険投資基金3000億元を呼び込み、上海保険市場の拡大を目指す。
「十三五」計画の始動にあたり、保険業は現代金融体系の柱として、また現代サービス業で重要な役割を担う存在として、大きな期待を寄せられている。上海市の「十三五」計画綱要によると、上海市政府は保険業の発展を非常に重視しており、保険の経済補償機能、資金調達と社会管理機能の発揮に向け注力する方針だ。
上海市金融弁公室の鄭楊主任は、4月6日の「第12次5カ年計画(十二五、2011-2015年)」上海保険業発展回顧と「十三五」展望フォーラムで、「中国保険業監督管理委員会(保監会)の指導と支援を背景に、上海の保険業はここ数年で急速に発展した。上海の経済社会の発展に果たす保険業の役割は日増しに大きくなっており、上海の4つのセンターと科学技術創業センター建設に向け強固な基盤を固めた」と述べた。