日本の国際的なイメージがアップする一方で、多くの人々はまだ人類が忘れてはならない歴史を忘れることはない。
日本人は本当にこんなにも簡単にあの歴史を拭い去ることができたのか?いや、そうではない。
著名作家であるイアン・ブルマの著書「戦争の記憶―日本人とドイツ人」で、日本人の第二次世界大戦に対する認識がどうして我々と「つながる」ことがないのかその原因を知った。ブルマは日本人とドイツ人の比較を通じて、ドイツ人にとっての第二次世界大戦とはスターリングラード攻防戦でも、ベルリンの戦いでもなく、アウシュビッツ収容所が発見された瞬間だとし、日本人にとっては真珠湾攻撃でも、ミッドウェー海戦でもなく、広島の原爆なのだとしている。
今度のG7サミットは広島で開催される。日本は特にこの原爆投下の歴史を強調し、全世界からユース非核特使を集め、サミットという機会を通じて、ボランティアから日本の国家イメージを国際舞台で示そうとしている。このような巧妙な国際外交手段により、原爆の悲惨な歴史を日本国民に伝えていくことができるだけでなく、国際的には反核を通じて自国の侵略者としての本来の姿を隠すことができる。原爆は説得力と合法性のある外交カードであり、日本はこのカードを使って、核保有または保有しない国々の間をまわり、積極的に議題を設定し、自国に有利に運ぼうとしている。
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