4月に入ってから、JPモルガン、クレディ・スイス、ゴールドマンサックス、HSBCなどの金融機関も相次ぎ中国の経済見通しを上方修正。クレディ・スイスの陶冬・アジアチーフエコノミストによると、クレディ・スイスはすでに中国の第2四半期と通年の成長率予測を引き上げている。政策面や為替市場、不動産市場の安定化を理由に挙げた。
ゴールドマンサックスの朱海斌・チーフエコノミストは最新リポートで、中国経済に安定の兆しが表れ、経済成長のけん引力が強化されていると指摘。これを踏まえ、第2四半期の調整後GDP(国民総生産)成長率見通しを6.7%から7%に引き上げた。第3、第4四半期についてはそれぞれ6.6%、6.3%に小幅調整。通年のGDP成長率は6.6%と予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月22日