中国の2016年第1四半期経済データが相次ぎ発表されている。それとほぼ同時に、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、JPモルガン、ゴールドマンサックス、クレディ・スイスなどの国際機関がそろって世界経済情勢の最新予測を公表した。
IMFは4月12日、米ワシントンで4月の『世界経済展望』リポートを発表。今年の世界経済成長率見通しを3.2%とし、今年1月の予測から0.2ポイント下方修正した。一方、地域別、国別の経済情勢分析に関しては、中国の経済成長率が6.5%に達すると予測。1月の見通しから0.2ポイント引き上げている
「世界経済の緩慢な成長が長期化している」と警告するこのリポートで、経済成長見通しが上方修正された主要経済国は中国のみだった。
それに先立って、世界銀行は11日に最新見通しを発表。今年の中国経済成長率は6.7%と見込む。また、中国が引き続きアジアの発展を推進する主な原動力との見方を示した。
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