「経済の安定成長に向けた政策の効果が次々と表れ、供給側構造改革も広がりをみせる中、4月の民生新供給製造業PMI(購買担当者景気指数)と中小企業PMIはそろって大幅に改善した。特に製造業PMIはここ1年で最も高い水準まで回復。非製造業PMIも半年ぶりの高水準に達した。中国経済は回復の良い兆しが見えている--」。華夏新供給経済学研究院の賈康・院長は『経済日報』の取材に対し、こう語った。
20日に発表された民生新供給製造業PMIは46.9と、前月を3.3ポイント上回り、2カ月連続で大幅に回復。民生新供給中小企業非製造業PMIは44.2で、前月から4.1ポイント上昇した。
企業経営指数、設備稼働状況、従業員指数、生産指数、原材料在庫指数などはいずれも改善が続き、製造業の企業経営状況は回復の勢いを増している。複数のサブ指数がここ1年の高値を更新。なかでも4月の製品販売価格指数が好不況判断の境目となる50を上回り、企業利益指数も50に達した。製造業PMIは近く50付近まで回復する可能性が高まっている。