横琴の「制度革新プール」で起こりつつある「化学反応」

横琴の「制度革新プール」で起こりつつある「化学反応」。

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発信時間: 2016-04-27 13:17:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

法治化――法治保障網の構築で国際的な信頼を強化

広東自由貿易試験区が発足1周年を迎える中、横琴は知的財産権の保護で再度、革新措置を打ち出した。横琴国際知的財産権保護連盟が設立されたほか、今後は、知的財産権紛争国際仲裁メカニズムや知的財産権スピード権益保護メカニズム、権益保護援助センターの設立も進める。横琴による法治環境改善の新たな注目点となる。

現在の国際投資貿易においては、大型グローバル企業は、地域の投資にあたって未来の発展の予測可能性をとりわけ重視している。発展の予測可能性は往々にして優遇政策よりも重要となる。横琴新区政策法規室の閻衛民・主任は、「法治は、発展の予測可能性の重要な保障を提供している。このため自由貿易区の制度革新にあたっては、法治環境の改善が大きな鍵となり、極めて重要なポイントとなる」と語る。

法治による保障をより十全なものとするには、立法・司法・法執行・法順守などの多くのポイントにおける系統的な推進が必要となる。中でも信頼性・公平性・専門性の高い司法行政体系を構築することは重点中の重点となる。

横琴法院(裁判所)はすでに、立案の登録制を全国に先駆けて推進し、「類似案件の類似判決」を法庭の弁論制度に率先的に導入し、第三者の法官(裁判官)による評定メカニズムを率先的に推進し、法官の終身責任制と定員制を構築している。横琴検察院は、検察官懲戒(監督)委員会制度と捜査・証拠収集を主任検察官が指導する新たな仕組みを構築している。

自由貿易区では、大陸部の内外にかかわる商事関連の紛争やトラブルが発生する可能性がある。横琴はこれに対し、国際仲裁・商事調停メカニズムを構築して対処している。横琴にある珠海国際仲裁院では、香港・マカオ・台湾地区と外国籍の仲裁員が仲裁員全体の44%を占め、この割合は全国の仲裁機構で最高となっている。さらに珠港澳(珠海・香港・マカオ)商事調停協力センターも率先的に設立され、香港・マカオと連結した多元的な調停メカニズムが形成されている。

閻衛民氏は、「世界で現在通用しているハイスタンダードな投資貿易ルールはいずれも、投資者の合法的な権益の保護や公正なトラブル解決メカニズム、知的財産権の保護などが強調されている。こうしたことは法治の保障と切り離せない。横琴の試みの多くは、世界的に進んだ法治理念を参照し、当事者の意思や自治を十分に尊重し、厳格な法執行や公正な司法、全国民の法順守を追求するものだ。これは横琴自由貿易エリアの法治に対する国際的な信頼を高めるもので、制度革新に対して重要な推進作用を及ぼすものだ」と語る。

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