約1億人の人口を抱える「成都・重慶都市群発展計画」が4月27日、正式に承認された。中国の西部地方を唯一、「国際競争力を有する国家レベル都市群」と位置付けるもので、成都・重慶都市群が中西部地方の巨大な内需潜在力を開放し、経済成長の新たな余地を開く重要な計画となる。
また、中国国務院は先ごろ発表した「東北地方等旧工業基地の全面振興に関する若干の意見」で、新たなサイクルの旧工業基地振興戦略を全面的に実行する方針を示した。
「中国国務院が今年進めるイノベーション、マクロ調整、供給側の構造改革や、経済の安定成長、構造調整、民生向上、リスク防止を図る一連の政策実施で、地方経済が全体的に安定し、地域発展の新たな注目点と特徴が数多く出てきている」。国家発展改革委員会の趙辰昕報道官はこのように述べた。