中国で、製造業のモデル転換と高度化の促進に向けた支援策が相次いで発表されている。
今月20日には、国務院から『製造業とインターネットの融合発展の深化に関する指導的意見』が発表され、「製造強国」をめざす10カ年計画「中国製造2025」と、インターネットと産業を融合する「互聯網+」(インターネットプラス)と連携を図りつつ、その融合発展を促進する方針が示された。
これに先立つ今月19日には、中国共産党中央と国務院から『国家イノベーション駆動発展戦略綱要』が発表され、製造業のスマート化とグリーン化(環境保護)を促進するとともに、バリューチェーンの高度化をめざす方針が示された。
さらにその前日の18日には、国家発展改革委員会(発改委)と工業情報化部(工信部)から共同で『製造業の高度化と重大プロジェクトパッケージの改造の実施に関する通知』が発表され、製造業のハイエンド化、インテリジェント化、グリーン化、サービス化に向け、10項目の重点プロジェクトをまとめて実施する方針が示された。