「私自身も今ではウィチャットの友だちに紹介することがあります。以前、驚くようなことがありました。大学時代の友だちが、自分の便秘のことをみんなに打ち明けました。そしてタケダの漢方便秘薬を紹介しました。便秘薬みたいなものは表立って出てこないものです。電柱などに小さな広告として貼り出されるぐらいで、テレビ広告なんてあり得ません。しかし、まさか友だちグループで紹介されるとは思いもよりませんでした。当時、私は日本の日常医薬品や保健製品に興味があったので、日本に旅行した際、友だちが紹介してくれたそのタケダ漢方便秘薬を買いました。何回か試しましたが、とても良くて、好きになりました」。
日本の観光局が2015年8月に抽出したデータによると、中国のSNSにおいて日本旅行が話題になったのは前年同期比で2.3倍だった。8月12日から18日までの1週間で、ウェイボー(中国のTwitter)で日本旅行が話題になったものは25万9982件に上り、ウィチャットでは14万2934件だった。中国のSNSメディアは、日本の日常医薬品と保健製品を広めるための最重要チャネルになっているのだ。
どうやら中国のSNSメディアに出現するこれら日本の日常医薬品と保健製品の「ファンたち」は、本当にこれらの商品が大好きなようだ。しかし、もう1つの疑問も生まれる。日本の日常医薬品や保健製品のファンが、どうして中国のSNSメディアでこんなに生まれることになったのか。