(2)クアルコムのアーベルレ社長
5月26日には米クアルコムのデレク・アーベルレ社長が貴州省貴陽市で行われた第2回貴陽国際ビッグデータ産業博覧会に出席し、開幕式で基調講演を行った。
アーベルレ社長は、「現在、中国は世界のインターネット界でますます重要な役割を果たすようになり、クアルコムは中国企業と3G、4G、5Gの分野で協力し、大きな進展をみた。中国が自国のデジタル経済をさらに発展させるのを支援できたらと思う。これには情報経済とデジタルセンターの発展が含まれる」と述べた。
アーベルレ社長の説明によると、「現在、グローバルデータセンターが急速に発展しており、1分間あたりのデータ通信量は膨大な量に上る。中国の産業の発展にともない、データ量は今後ますます多くなるとみられる。現在、クラウドやデータセンターを介してやりとりされるデータ通信量もますます多くなっている。目下、一連のスマートテレビやドローン、さらには一連の家電やその他のインフラ設備はネットにつながってモノのインターネットの一部になっており、関連産業は国のますます重要なコンテンツになり、こうした動きがデジタルセンターやデジタル事業者の発展をさらに促進するとみられ、各種のハードウェアやソフトウェア、デジタルセンターなどのインフラもさらなる革新と発展をはかって新時代の新たな要求に対応する必要がある」という。