米国初の高速鉄道の建設を請け負うカリフォルニア高速鉄道局はこのほど、カリフォルニア高速鉄道の建設についての米国と中国の交渉が、エクスプレスウエスト社による中国企業連合との合弁の解消という一方的な発表の影響を一切受けないと発表した。
2015年、カリフォルニア高速鉄道局はサンフランシスコ・ロサンゼルス間の第1期事業の建設案について米国と他国から意見を募集し、中国高鉄を含む36社の企業や企業連合から反応があった。カリフォルニア高速鉄道局はこの数カ月で各企業と1対1の話し合いを行い、プラン決定後に事業の入札を行うことを決めた。現時点で、参加意向を示した企業の中で設計、軌道建設、車両、通信システムなどの主体部分の包括案を提出したのは中国中鉄だけである。
カリフォルニア高速鉄道局はまだ入札を開始していないが、同局の多くの官僚が中国の高速鉄道建設の能力を高く評価し、中国企業の入札参加を歓迎するとも示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月12日