中国の高速鉄道、時速50キロ上昇でコストは約3割増  

中国の高速鉄道、時速50キロ上昇でコストは約3割増  。

タグ: 高速鉄道 時速

発信時間: 2016-06-12 16:11:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

2011年4月に当時の中国鉄道部の盛光祖部長は、『人民日報』の取材に対し、同年7月1日の全国鉄道ダイヤ改定に合わせ、高速鉄道の最高スピードを下げる方針を明らかにした。時速350キロの走行が可能な線路上で時速300キロの列車を運行すれば、安全をさらに確保することが可能で、運行本数や乗車駅の調整も柔軟性が増し、運賃を見直す余地も拡大すると説明。7月1日には実際に、京津高速鉄道を除く中国全土の高速鉄道の最高スピードが時速350キロから300キロに下げられた。  

経済と安全  ここ数年間で高速鉄道の安全水準が向上し、高速鉄道の海外進出が加速しているのに伴い、中国の鉄道当局は高速鉄道の最高スピードを低速に保っている理由を「安全論」から「経済論」に転換した。  

中国鉄路総公司の主任技師で中国工程院院士の何華武氏は6月7日、『中国経営報』の記者に対し、高速鉄道の最高スピードを時速350キロに引き上げることについて、技術的な安全性、信頼性、快適性の面では問題がなく、実際には経済的な問題で、経済的に合理的などうかを十分に検証する必要があるとの見方を示した。運行速度には、維持・修理コスト、運営コスト、運賃、旅客輸送量など多くの要因が関連する。

 

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