上海市の楊雄市長ら一行はこのほど、上海市旅游局を視察し、「十三五」(第13次5カ年計画、2016~20年)計画期間中の上海市観光業の発展方針と直近の重点業務についてヒアリングを行った。その後、旅游局などの担当部門に対して「観光業の青写真」の策定を求め、「十三五」期間中に上海市を世界の著名観光都市にする方針を示した。
楊雄市長は、「基幹となる現代サービス業として、上海市の観光業は供給側の構造改革推進、新たな成長エンジン育成、人々の余暇関連需要への対応をめぐり重要な戦略的意義を持つ。上海市の観光業は世界一流をめざし、世界的な観光資源の開発を進める。トップダウン設計を強化し、産業チェーンをめぐる公共サービス体系を整備。関連産業の融合的な発展を推進し、サービスレベルと監督管理水準の底上げを図る。『十三五』期間中に世界的に有名な観光都市を建設するという目標に向かい邁進する」と強調した。
楊雄市長はまた、「観光業は総合産業であり、上海市観光発展指導チームの役割を充分に発揮する必要がある。重要な産業についてはトップダウン設計を進め、大規模な戦略や措置を策定する。市全体の資源と力の連携を図り、上海の観光業全体の発展を推進する。世界的に有名な観光都市を目指し、主体的に足りない部分や弱い部分、伸ばせる部分を探し、産業計画を整備する。新たなスタイルや業態を積極的に奨励し、娯楽スポーツなど関連産業との融合的発展を推進する」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月14日