ロイターは16日、今年4月の外資による米国債売却について、「1978年の統計開始以来最大の規模」だと報じた。各国の中央銀行の4月の米国債保有高は6兆2390億米ドルで、3月の6兆2870億米ドルから減少した。外資は米国株式市場からも撤退しており、過去9カ月のうち8カ月は米国株を売却している。
ロシア・スプートニクは16日、ロシアは年初から「緩やかだが安定的に」米国債を売却していると報じた。ロシアの米国株への投資額も現象傾向にあり、持ち高は3月の860億米ドルから4月は825億米ドルに減少した。
UBSウェルス・マネジメントのファンド運用・調査部門責任者であるMark Haefele氏はロイターの取材に対して、他国の株式市場はパフォーマンスが良く見えるものの、リスク回避という点から見れば、「投資家は米国の利上げについて基礎的条件が固まっていることを忘れてはならない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月19日