今回の南博会に展示された衣類、靴、革製品、家具、香料、手工芸品など参加事業者の大量の展示品からは「インドインダストリー」の実力がうかがえる。
「中国人作業員1人を雇うには1日100元が必要だが、インド人なら30元で済む」。インドのある皮革事業者の話は非常に代表的なもので、コストの低さは「インドインダストリー」の最も大きなアドバンテージとみなされている。
「ここ数年でインドを含む南アジアと東南アジアの製造業が急成長し、中国側には価格面のショックをもたらしたが、我々も欧州で大規模受注を得た」。淮安福莱希服飾輸出入有限公司の責任者は、『国際商報』の記者に対し、中国企業がモデルチェンジ・高度化を加速しており、「中国製造」の品質は向上し続けるとの見方を示した。
中鉄工程装備集団有限公司の総経理でチーフエンジニアの陳新建氏は、『国際商報』の取材に、インドで工事する大型設備2台の部品を揃えたものの、インドでは残念ながら加工業者が見つからず、中国国内で加工した後に再び品物をインドに送る必要があったことを明らかにした。