第三に、会議ではインフラと投資が重要な議題となった。投資とインフラの分野に関し、協力してグローバルなインフラ建設の推進を求めていくことでG20参加国は共通認識に達した。また、グローバルなインフラの情報連絡連盟を作ることを明確に提起された。さらに、国際開発金融機関がインフラ促進でさらに積極的な効果をもたらすと認識された。投資とインフラの発展に関しG20で提出される提案は基本的に作られたと同氏は述べる。
第四に、国際金融構造改革も討論された。この件に関し、今年は明確な進展が見られた。特別引き出し権に関する建値としての債券発行や、国際通貨基金の新たな割り当てに関して政策上の共通認識に達し、国際開発金融機関の改革促進についても共通認識に達した。
第五に、金融の安定化と金融改革も議論された。同氏によると、これはG20サミットの重要な議題である。一部の銀行とデリバティブに対する管理、バーゼル委員会による制度規定の確定、資本流動の観測などについて、G20の各国代表からの支持を集めた。
朱光燿氏は、議長国として中国が提出するグリーンファイナンスの議題についても議論されたと述べる。「これは新たな情勢において大きな意義を持つ新課題だ」。グリーンファイナンスがG20の枠組みの下で発展することは、環境保護の下で金融が良好な作用を発揮する可能性がさらに高まることを意味する。また、反テロ金融もG20が臨む重要かつ新しい課題であり、会議では反テロ金融の協力の重要性が強調された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月28日