江蘇省徐州市と中信重工開誠智能装備有限公司は29日、「科学技術安全模範都市」の建設に関する、戦略的協力協定の調印式を開いた。科技日報が伝えた。
協定によると、徐州市は同社から特殊ロボット300台を一括調達する。政府調達と重点支援を並行させる方法で、プロジェクトに立案サポートやスムーズな審査手続きなどのサービスを提供し、製品・産業の「ダブル着地」を実現する。同協定の調印は、中国華東地区で最大規模の特殊ロボット製造拠点が、正式に徐州市に誕生することを意味する。
同社の徐州拠点の敷地面積は120ムー(1ムーは約6.67アール)で、8月末に第1陣となるロボットがラインオフする。年間生産能力は2000台。
特殊ロボットは人間が入れなかったり人間ができない危険な環境での作業が可能なため、人間の代わりに有毒・酸素欠乏・濃煙の災害・事故現場で、偵察・調査・がれき撤去・消火・救助などの活動を展開する。公安・消防、緊急援助、石油、化学工業、電力、鉱山、市のインフラ建設など数多くの分野で、幅広い応用価値がある。
同社は多機能履帯式スマートロボットプラットフォーム、水中ロボットプラットフォーム、点検ロボットプラットフォーム、パイプロボットプラットフォーム、掘削ロボットプラットフォームという5大シリーズの計19種の製品があり、多くの技術成果は世界先進水準に達している。同社の許開成会長によると、同社は今後数年間のうちに、少なくとも全国3カ所に特殊ロボット製造拠点を構える計画だという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月3日