中国人民大学の労働問題専門家は、ネット経済が若い人に副業の機会もらした状況について「歓迎すべき現象だと思う。中国のサービス業が厚みが出てきている」と話す。2011年末以降、中国の労働人口は減少の一途をたどっているが、兼業、特にネット経済がが労働供給力の拡大とコストの低減をもたらした、とも指摘する。
北京のエコノミストの胡星斗氏は「こうした機会が人々の活路を増やす。その結果、経済が減速しても、家計の維持を困難にさせるリスクが低減する」と指摘。さらに「今までは大企業志向が強かったが、今のネット時代、人々はより多くの選択肢と自由を手にした。それによる自己実現も可能となる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月6日