珠海市はこのほど、中国(広東)自由貿易試験区横琴エリア建設推進事業指導グループ2016年第2回会議を招集・開催した。珠海市党委員会の郭元強書記は、「責任感・使命感・緊迫感を高め、以制度革新を核心とし、統一と協調を強化し、事業の実施をしっかりと進め、横琴自由貿易試験区の建設が引き続き全国の先頭を歩むよう努めなければならない」と強調した。
横琴自由貿易区建設のカギとなる年
今回の横琴エリア建設事業指導グループ会議で、郭元強氏は、横琴自由貿易試験区が上げた成果を高く評価し、「横琴自由貿易試験区建設の2年目となる今年は、これまでの成果を受け継ぎ、後へとつなげるカギとなる年であり、中央と省の手配や要求に照らして、横琴自由貿易試験区の建設を加速し、満足できる答案用紙を提出できるよう努力しなければならない」と指摘した。
郭元強氏は、横琴は珠海・香港・マカオ協力の幅と深度を絶えず拡大していくと強調し、「金融・科学教育・人才・専門サービスなどの面での協力を一層強化し、横琴広東・マカオ協力産業パークや横琴マカオ青年起業バレーなどのプラットフォームの建設を加速しなければならない。同時に横琴を開放発展の新たなプラットフォームとして建設し、欧米や日本などの先進国との直接的な連携を強化し、企業・資本・人材・知識の誘致を強化する必要がある。クロスボーダー電子商取引や貿易総合サービスプラットフォームなどの貿易の新業態の育成を急ぎ、対外貿易発展の競争力を高めなければならない」と語った。
横琴を人才の集まる「窪地」に
横琴自由貿易区が発展競争力を高めるには、政策によって好材料を提供することを前提として、人才がとりわけ重要となる。広東・香港・マカオの人才協力モデル区と全国人才管理改革試験区である横琴新区は近年、人才の受け入れ態勢の建設に政策や資金を集中させ、人才の集まる「窪地」の建設に努め、横琴の優れた人才の革新・起業の場の発展を加速してきた。
広東・香港・マカオの人才協力促進は、横琴の人才事業の核心的な任務であり、際立った特色と言える。横琴は、効率的な政務環境と国際化・法治化されたビジネス環境を積極的に整え、世界とリンクした教育体系と世界水準の医療保障体系を構築するなどし、人才に対するサービス環境を絶えず改善し、総合サービスによって人才に便利を提供し、事業の見通しによって人材にアピールし、各分野の優秀な人材が横琴に仕事に来るための取り組みを進めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月22日