注意すべきは、エルニーニョ現象による出水期が石油製品市場に深刻な打撃を与え、需要が落ち込み、「三桶油」(中国石油天然気集団、中国石油化工集団、中国海洋石油総公司)のガソリン・ディーゼルオイル小売価格がいずれも大幅に低下し、末端の出荷が影響を受けてガソリン・ディーゼルオイルの価格低下幅が特に目立ったことだ。同会社のまとめた統計によれば、16年7月18日までに、主要企業のガソリン・ディーゼルオイル平均卸売価格は1トンあたり5744元に低下し、10年ぶり最低だった。この価格は、今年初めに国際原油価格が1バレル30ドル(1ドルは約105.8円)を割り込んだ時の主要企業の平均卸売価格も下回るもので、当時ですら1トンあたり6千元前後は保っていた。この価格に対応して小売マージンは同2174元になり、過去最高に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月22日