中国のインターネット動画配信大手、楽視(LeEco)の創業者である賈躍亭氏は26日、米テレビ大手のビジオ(Vizio)を20億米ドルで買収すると発表した。LeEcoはこれを足がかりに米国に進出し、グローバル展開を目指す。
2002年創業のビジオはカリフォルニア州アーバイン市に本部を置き、約15年にわたり競争の激しい米国市場でシェアを拡大してきた。今や、テレビ製造では米国で最大手、全米スマートテレビ市場のシェアは第2位だ。
賈躍亭氏は今回の買収について、「米国や西側先進国に進出すると、中国のイノベーションはこれまで『盗作、模倣、コピー、低次元』などといった目で見られてきた」と指摘。「しかし今は違う。長年の努力を経て、中国企業には世界の産業構造の再構築をリードする前例のない機会が訪れている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月28日