中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)は日本企業向けに中国人の訪日客を囲い込むための広告サービスを提供する。日本経済新聞が報じた。
日本国内に専門チームを設置し、広告のデザインや戦略のコンサルティングを手掛ける。対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の会話で使われたキーワードや利用履歴などを解析。併せて、ウィーチャットや音楽配信の「QQミュージック」や交流サイトの「QQモバイル」といったテンセントの複数のサービス上でもバナー広告や動画広告を展開する。最低広告料金は100万~500万円程度を想定。ホテルや小売店、化粧品メーカーなどの活用を見込む。
テンセントは売上高に占める広告収入の割合を現在の15%弱から引き上げる考え。日本企業の広告需要の動向を踏まえ、日本での事業展開を拡大する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月28日