中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁は先ごろ発表した「国家情報化発展戦略綱要」(以下、綱要)で、中国の現代化プロセスで情報化を一貫して進め、情報化による成長の巨大な潜在力を引き出すを示した。情報化により現代化を推し進め、インターネット強国の建設を加速する。
これについて国家インタ―ネット情報弁公室の庄栄文副主任は国務院新聞弁公室の記者会見で、「綱要」が向こう10年の国家情報化を体系的に導く綱領になると説明した。
「三段階」でインターネット強国を建設
情報技術は現在、日進月歩に向上しており、デジタル化、インターネット化、スマート化を特徴とする情報化の波を勢いよく起こしている。世界的に情報化は全面浸透、クロスボーダー融合、イノベーション加速、成長主導の新段階に入った。情報化の高台を占領する者が主導権を握り、アドバンテージ、安全、未来を掴むことができる。
「綱要」は、「三段階」でインターネット強国を建設する戦略的目標を打ち出した。
第1段階は、2020年までに主要技術の一部を国際的な先進レベルに向上させ、情報産業の国際競争力を大幅に高めることで、情報化を現代化推進の先導役とする。
第2段階は、2025年までに世界をリードするモバイル通信ネットワークを構築し、主要技術が人に制御されている状況を根本的に変え、技術先進、産業発展、先行応用、難攻不落のインターネットセキュリティの戦略的目標を実現。強大な国際競争力を持つ大手クロスボーダーインターネット情報企業の大量出現を目指す。