天津開発区管理委員会の王盛主任は、同開発区で投資額もしくは増資額が1000万米ドル以上のプロジェクトが今年1-6月に21件あったと紹介した。スウェーデンの寝具メーカー、ヒルディング・アンダースやコンチネンタル・オートモーティブの新規プロジェクトを含む39件のプロジェクトが実施され、投資額は総額248億元に上ったという。上半期に投資額54億元の一汽トヨタ新生産ライン、総投資額195億元の一汽ー大衆華北生産拠点の建設が着工したことは、外資誘致の2大ハイライトになったとしている。
米国の新エネルギー自動車ブランド、テスラモーターズも中国を世界で最も重要な市場の一つとみている。同社の中国広報ディレクター、陶融氏は、第1四半期の中国販売台数について、増加率が前年同期比で300%に達したことを明らかにした。現時点で、中国の自動車オーナーに対し、同社による家庭用充電設備の設置率は90%に達しており、今後さらに中国で1300カ所以上の目的地充電設備と400カ所以上のスーパー充電設備を建設し、中国の消費者ニーズを満足させる計画だ。
クロスボーダー塗料サプライヤー、PPGアジア太平洋地区塗料オペレーション部門のバイス・プレジデントを務めるジョン・リッチャー氏は、中国が世界第2の経済国となり、PPGが世界で最も重視している戦略的市場の一つと説明。引き続き中国での投資を強化し、中国地区の顧客ニーズを満たす方針を示した。中国にある多くの工場で増産の余地を持たせていることは、PPGが中国経済の持続的な成長に自信を持っていることを示していると話した。