海通証券も、「深港通」の導入は証券セクターにとって直接的な好材料になるとみている。「滬港通」の開通は中国本土の資本市場の対外開放にとって大きなブレークスルーとなった。また、本土と香港の資本市場の発展と人民元の国際化を積極的に促すものだ。「滬港通」の推進は証券セクターにとって大きな好材料となるうえ、証券会社の取次業務の拡大にもつながる。「深港通」の導入は、本土と香港の相互取引拡大につながるとともに、証券会社の取引手数料収入増加も見込まれ、本土と香港の両方で事業展開する証券会社が最も恩恵を受ける。中長期的に見れば、業界のモデル転換、特に大手証券会社と独自カラーを持つ証券会社の先行きが明るい。単一チャネルの証券会社が証券仲介業や富裕層向け資産運用サービスへのモデル転換するなど、業務の刷新や多様化に期待する価値がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月17日