バーチャルリアリティ(VR)はすでに、飛ぶ鳥を落とす勢いとなっている。AP通信は数日前、グラフィックボードメーカーと事業提携し、VR技術をニュースに応用することを発表した。ハフィントンポストの情報によると、AP通信の「VRトップページ」で、すでにVRニュースに関するコンテンツを閲覧できる。読者は仏カレー郊外の難民キャンプを訪れ、さらに世界最大の見学を訪問できるという。
AP通信のインタラクティブ・デジタルニュース執筆担当者は、「先ほど人工知能で記事を書くと発表したのと同様、この新技術は新たなニュースの革命をもたらす。VRは最新のグラフィック技術を用いることで、ニュースとドキュメンタリーのリアルなVR環境を構築する。読者はまるでその場にいるかのような気分で、ニュースの当事者と同じ感覚を味わうことができる。ユーザーが没頭できれば、ニュースへの理解と同情を深め、かつニュースの真髄をより深く把握できるようになる」と述べた。
AP通信の斬新な試みの他に、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOはインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と、カリフォルニア州で行われた20分間「無重力卓球」で対戦した。これによりVR技術の応用シーンを社交の領域にまで広げた。
この「無重力卓球」は、新型VRヘッドマウントディスプレイで行われた。このディスプレイはユーザーの頭の運動を捕捉し、手の動きも感知する。そのため実際に道具を使わなくても、両氏はディスプレイで相手側の動き、動く球を見ることができる。双方は存分に体を動かし、無重力を体験した。自由なVR環境にどっぷりとひたることができた。