ゲームの斬新さは重要だが、真の変化とは、2人がバーチャルワールド内で同じ作業を協力して終わらせることだ。これはザッカーバーグCEOがこの試合を振り返った時に、特に注意した点でもある。「最も魅力的なのは、他者がそばに現れた時に、バーチャル空間全体が社会化したことにある。VRはゲームや映画を楽しむだけのツールではなく、最も社交的な場になる。人々が最も注目しているのは、この技術をいかに活用し、他者と交流するかだ」
VR技術に取り組むマイクロソフトは先月、次世代デバイスを発表した。ヘッドマウントディスプレイを使うことで、ユーザーはデータキャリヤーがなくても、実際の環境においてバーチャルな情報をリアルタイムで処理・入手できる。壁から情報を入手し、連絡先を調べる。地面や家具の間でゲームをプレイする。リビングの壁を使いテレビ電話を利用し、球技を観戦する。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、グーグルも独自のVRデバイスの開発に取り組んでいる。携帯電話やパソコンなどのデバイスドライバーがなくても、カメラだけでユーザーの運動を追跡できる。アップルのティム・クックCEOは「当社はVRへの進出が余りにも遅かった。現在は人材募集に力を入れている」と認めた。VRをめぐる戦いの火蓋が切って落とされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月20日