技術革新で市場の人気を獲得
「『ナショナル・セキュリティ』などの米国のドラマの多くのシーンが我が社のドローンで撮影されている」と、深セン市大彊創新科技有限公司の広報ディレクターを務める王帆介氏は語る。「我々が最も誇りに思っているのは、ドローン製品の全面的な特許を持っていることだ。ドローンのブレインである飛行制御システムや動力システム、イメージ伝送システムから、ジンバルや空撮カメラまで、ほぼすべての部品と技術は大彊が自主開発したものだ」
大彊は10年前、モデルヘリコプターの飛行制御システムの開発で会社を興し、革新と研究開発に取り組み続けてきた。研究開発への投資には上限を設けていないという。大彊は現在、約1500人の研究開発チームを持ち、その技術力は世界のドローン分野でも傑出している。「我々が打ち出したモデルはすべて、産業技術の模範を更新してきた」と王帆氏は語る。
進んだ技術と優れた性能を拠り所として、大彊のドローンは、海外ユーザーの歓迎を受けている。大彊の販売業績は2009年以来、毎年3倍から5倍の成長速度を保っている。大彊の国内外での販売額は2011年から2015年までに100倍近くに増えたが、そのうちの多くは海外での販売が占めた。大彊の世界での販売数の約30%から40%は米国、20%から30%は欧州が占める。
「『製造大国』から『製造強国』への歩みの中で、中国はこれからも開放を継続していかなければならない。これもまた供給サイドの構造改革のねらいだ」。沈驥如氏は本紙に対し、「国内外の企業間の深いレベルでの協力は、相互に利益をもたらすウィンウィンのものだ。供給サイド改革の深まりにつれ、今後はさらなる開放協力の空間とチャンスが生まれるだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月21日