G20杭州サミットが近づくなか、各国のロシアへの関心も日に日に高まっている。
アルゼンチン外務省は先ごろ、同国のマウリシオ・マクリ大統領がG20サミットに合わせてプーチン大統領と個別会談を希望していると明らかにした。両国が関心を持つ国際問題や経済問題などについて議論するものとみられる。
インドのモディ首相もプーチン大統領と個別会談を希望している。両国は原子力発電所を共同建設しており、原発分野での協力余地も大きい。
トルコの駐露大使は、プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がG20サミット期間中に個別会談を行う予定だと明らかにした。両国関係の修復に向けた2回目の会談となる。
ロシア政府も、西側諸国によるG20サミット中の「ノルマンディー4者協議」(ロシア、ドイツ、フランス、ウクライナの首脳によるウクライナ和平に関する話し合い)の開催提案を拒否していないことから、ウクライナ東部の緊張緩和実現が期待される。
加えて議長国である中国の多方面にわたる協力もあり、ロシア代表団は今回のG20杭州サミットで極めて充実した2日間を送ることになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月22日