中国の国内貿易流通のイノベーション加速による供給側構造改革の推進を目的としたテレビ電話会議が24日に北京で開かれた。
会議には汪洋副総理が出席。中国商務部の高虎城部長は、国内貿易流通の「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」が策定中で、流通の近代化加速を目指すと述べた。オンラインと実店舗の融合的発展を実現し、長期的に有効な市場の秩序ある仕組みを構築、公平・公正な競争ができる商業環境を整備する。
高虎城部長によると、商務部は「2年行動計画」、「5年発展計画」、「10年行動綱領」を足がかりに、供給側の構造改革推進に注力する方針。消費の高度な需要を満たし、消費の安定成長を促す。今後は約2年をかけて、「国内貿易流通のイノベーション加速、供給側構造改革の推進、消費の拡大に向けた行動計画」を実施。流通改革の深化、イノベーションとモデル転換の強化、「インターネット+流通」行動の実施、供給構造の改善に取組み、需給のミスマッチ解消に注力する。
「『中国流通2025行動綱領』を策定し、流通強国を建設する。流通の情報化・標準化・集約化について世界の先端水準を目指し、法整備を進めるとともに効率の高い流通ガバナンス体制を構築する。地域や都市・農村、国内外が一体となった近代的な流通システムを整備し、『中国チャネル』をグローバル競争での新たな強みとする」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月25日