「美図秀秀」「美顔カメラ」「美拍」といった「美図(Meitu)」社のアプリは、すでに女性にとって一般的なスマホアプリとなっている。同社は先週、香港証券取引所に上場申請を提出した。しかし株購入者向けの資料を見ると、同社は2013年から連続して赤字を出しており、今年上半期の赤字は22億元となっている。2015年上半期の13億元より69.2%増加している。
「美図秀秀」や「美図自撮り」は、ほぼ全ての女性のスマホに入っているアプリだ。「写真うつりが悪い? 大丈夫。美図秀秀才があればOK」。美図秀秀は画像修正アプリの代名詞となっている。8月19日、美図は香港証券取引所に上場申請を行った。現在、同社の市場価値は50億ドル以上と見積もられている。
様々なスマホ向け画像修正アプリを発表する美図は先ごろ、香港証券取引所に上場申請をした。資金調達額は5億~10億ドル(39億~78億香港ドル)で、速くて今年第4四半期の上場が見込まれている。市場の評価によると、現在の美図の市場価値は50億ドル以上。美図が香港株式市場に上場すれば、同市場においてテンセントやレノボに次ぐ第3の大手IT企業となる。
美図は2008年に蔡文勝氏によって創業された。本部はアモイ。同社の公式文章によると、香港に上場する主体はケイマン諸島に登録した有限会社で、美図はVIE(変動持分事業体)スキームの会社となるようだ。今年6月までに美図のアプリは、すでに中国と海外の計11億個の端末で使われている。世界的に著名なアプリ分析会社であるApp Annieのデータによると、この2年間の美図のダウンロード数は、世界の非ゲームアプリメーカーの中で第8位に付けている。これはアリババ、アップル、百度、フェイスブック、グーグル、マイクロソフト、テンセントなどの企業のダウンロード数に次ぐものである。
どうして美図はA株に上場しないのか