回転直径とエンジンストロークが世界最大級の大型船舶用クランクシャフト(エンジン軸)「MANシリーズ7G80ME-C」が26日、大連重工泉水基地曲軸公司でラインオフし、大量生産の体制が整った。
大連重工は2018年をメドに、同型の超大型クランクシャフトを30本以上出荷する計画だ。大連重工・起重集団の叢紅会長は、「中国の造船業界は海外の大型低速船用クランクシャフト会社が長期にわたり独占してきたが、大連重工はこれを打破し、世界の超大型船舶用クランクシャフトメーカートップ4に躍進した。エンジン軸が中国の造船業発展の阻害要因だった時代は終わった」と述べた。
大連重工が開発したクランクシャフトは、全長が12.575メートル、フルストローク3.72メートル、回転直径4.74メートル、主さ237.131トン。大連船用柴油機有限公司の4万馬力の船舶用低速ディーゼルエンジンに取り付けられ、大連船舶重工が建造した積載重量31.9万トンのタンカーに取り付けられる予定。
写真は大連重工泉水基地曲軸公司が撮影したMANシリーズ7G80ME-Cクランクシャフト(8月26日撮影)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月29日