中国との協力強化に対する中東欧国家の熱意は、イベント当日の重慶市の気温42度よりも高かった。このほど開かれた「中国-中東欧国家物流インフラ投資協力プレゼンテーション活動」のなかで、ポーランド、ルーマニア、クロアチア、チェコ、ハンガリーなど中東欧諸国の在中国大使館代表は絶え間なく、自国への資金導入のアドバンテージをアピールした。
在成都ポーランド総領事館のカーシャ総領事は、中東欧国家の多くが物流インフラの高度化や、高速鉄道と港湾の建設を国家戦略としており、中東欧全体で物流産業の成長の見通しは良いと説明。中国の投資家が中東欧国家の建設に関与することを望むと述べた。
ポーランドについてカーシャ総領事は、「ポーランドのドゥダ大統領が2015年の中国訪問時に、“一帯一路”の重要な協力パートナーになる意向を明らかにした。ポーランドでは現在、送電ネットワークや陸海連絡輸送ネットワークの高度化を進めており、クロスボーダー鉄道の建設加速や中国企業によるインフラ市場への十分な投資を希望する」としている。