グリーン金融がG20杭州サミットの重要議題に 中国の発言力強化へ

グリーン金融がG20杭州サミットの重要議題に 中国の発言力強化へ。 グリーン金融が世界の金融発展の新たな流れとなっている。G20杭州サミットを前に、中国は議長国としてグリーン金融を初めて重要議題の1つに組み込む。蘇寧金融研究院マクロ経済研究センターの黄志龍主任は「証券日報」の取材に対して、「これは国際金融市場での中国の発言力強化、G20による世界経済の長期的成長に向けた活力喚起につながる」と指摘した…

タグ: G20 杭州

発信時間: 2016-08-31 17:19:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

兪兆洪CEOは「中国のグリーン金融推進の突破口は、政府が参加者や裁判員とならないことだ」と指摘する。

政府の果たすべき役割としては、◇規則制定、政策的指導、一定の行動。◇第三者専門機関のグリーン金融サービスへの参入推進。◇業界や地域に応じた産業の生態プラットフォームを支援し、グリーン金融の産業化、生態化を推進、有効なリスク低減を図ること。――だとしている。

黄志龍主任は、「未来のグリーン金融は政策支援の方向性と政策調整の可動性を明らかにすべき」と指摘する。特に、「政府はグリーン金融の基準を整備し、評価機関のが主導的役割を果たせるように促すべき」との見方を示した。また、「金融機関が環境リスクに関する分析管理能力を強化できるよう支援すべき」としている。グリーン金融発展のカギは、グリーン開発プロジェクトをめぐる金融機関の環境リスク識別能力にあるが、伝統的な金融機関はこの能力が欠けている。また、グリーン金融もこれまでになかったものであるため、金融機関はこの能力を強化することが急務となる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月31日

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