自動車部品の世界的大手、プラスチック・オムニウムのローラン・バレル会長兼CEOは、中国が世界第2の経済国として、世界経済のなかで非常に大きな役割を果たしているとの見方を示した。中国がG20の枠組みのもと、参加国との対話による協調や不一致の包括を進めれば、イノベーション主導の新たな活力を生み出し、現在の世界経済を苦境からの脱出に導くとみている。
中欧デジタル協会のルイージ会長は、共通の試練に直面するなか、中国が世界の主力として複数分野の世界的リーダーになったと述べた。依然としてデジタル科学技術が日常生活に及ぼす影響の重要性を低く評価する人が多いため、中国と欧州がハイテク分野で協力を強化することを望むとしている。
フランスの国際問題専門家・中国EUフォーラム創設者のDavid Gosse氏は、中国が過去数十年にわたり世界の経済成長に巨大な貢献を果たした上、今も世界の経済成長に対する自信を中国から伝えてほしいと世界が期待していると指摘。中国の「一帯一路」構想については、世界レベルでインフラ建設を進める壮大な計画で、中国製造(メードインチャイナ)の実績が欧州やアフリカまで広がることになるとの見方を示した。