【7】「三去一降一補」(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、 コストの引き下げ、脆弱分野の補強)が新たな成果を上げた。
過剰生産能力の削減については、1-8月の原炭生産量が前年同月比で10.2%減少、在庫は12.2%減少。粗鋼生産量は0.1%減少。デレバレッジについては、7月末の一定規模以上工業企業の資産負債比率は56.4%と、前年同期から0.6ポイント低下。在庫削減については、分譲住宅の販売待ち物件の面積が6カ月連続で減少。1-8月は累計で3000万平方メートル超の減少となった。コスト引き下げについてみると、1-7月の一定規模以上工業企業のコストは、主力事業売上100元あたり85.83元と、前年同期から0.25元減少した。脆弱分野の補強については、農業水利、生態環境など関連産業の投資は高成長を維持した。
【8】新製品、新技術、新主体、新サービスが次々と現れた。
【9】産業構造の調整が一段と進んだ。
8月はサービス業の生産指数が工業増加値の伸びを1ポイント以上上回り、第1次・2次・3次産業の産業構造は一段と調和がとれた方向に向かった。工業は引き続きミドルハイエンド化が進み、一定規模以上ハイテク工業増加値は急成長を維持、工業全体に占める比率は拡大した。
【10】需要構造が顕著に改善した。
消費は相対的に落ち着きを維持し、投資と消費の内部構造も改善しつつある。投資については、ハイテク産業とサービス業の投資が加速。エネルギー消費の多い分野の投資は減少している。消費については、住宅、教育など消費高度化の関連製品の消費がハイペースで伸びた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月14日