統計によると、2015年に中国の主要電力企業11社が行った投資の総額は28億9800万米ドルに上った。海外請負工事建設中プロジェクトの契約額は前年同期に比べ約17.3%増の累計1547億7100万米ドル、新規契約額は約8.8%増の合計472億500万米ドル。電力設備と技術の輸出総額は136億5900万米ドルに約153%増加した。
ASEANのなかで中国の電力企業はベトナム、ラオス、ミャンマー、タイ、フィリピンなどの国と電力資源の開発で提携しており、プロジェクト投資・建設と電力エネルギーのクロスボーダー取引の提携度と範囲は絶え間なく広がっている。会議に出席した中国国家電網公司の代表者は、同社がすでにミャンマー北部カチン州230キロボルト主幹ネットワーク開通工事の契約、ラオス500/230キロボルト・ビエンチャン環状ネットワーク送変電プロジェクトの総請負契約、インドネシア国家電力会社と枠組み協定を締結したことを明らかにした。
「中国広核集団(中広核)は中広核東南アジア公司を設立し、その本社をマレーシアのクアラルンプールに置くことを決めた。ASEAN諸国でクリーンエネルギープロジェクトへの投資を計画している」。中広核新エネルギー控股有限公司国際事業部の蒋南総経理は、同社がマレーシアのマラッカ200万キロワット級ガスプロジェクトやケダ太陽光発電プロジェクトなどのクリーンエネルギープロジェクトの建設に向けて準備していると話した。