顧客中心で「需要に応変」
韓国のサムスンは9月2日、自社の携帯電話バッテリーに欠陥が存在し、発火の恐れがあるとして、スマホのギャラクシーノート7(Galaxy Note7)のリコールを行うと発表したが、中国で販売されている同機種のリコールを行わず、中国の消費者の疑念を引き起こした。北京首都航空有限公司は13日、「航空機内で搭乗者がサムスンのギャラクシーノート7を使用・充電したり、荷物での持ち込みを禁止する」と発表。中国国家品質監督検査検疫総局の行政指導により、サムスン中国は9月14日、今年7月20日から8月5日に製造したギャラクシーノート7のリコールを行うと発表した。
これについて通信業界の評論家、項立剛氏は、携帯電話端末のリコールで潜在リスクを解消することも、ユーザーのために端末カバーを防弾仕様にすることも、顧客中心の価値基準を体現しているとの見方を示した。「サムスンの携帯電話バッテリー爆発事故に比べ、華為が端末カバーを防弾仕様にしたことは中国製品の品質を証明しており、中国製造(メードインチャイナ)の面目躍如だ」としている。
「華為は28年にわたり顧客中心の企業文化を作り上げた。この価値観は華為のDNAで、従業員にとって最高の行動指針となっている」。華為の輪番制CEOを務める胡厚崑氏はこのように話した。華為の顧客中心とは、地に足を付けて業務特性がもたらす様々な需要を把握し、クラウド技術のイノベーションとソリューションを合わせることで「需要に応変」することだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月19日