ウルムチ宣言の中で、中国電信(チャイナテレコム)新疆公司や中国電信国際有限公司、関係国の代表らは、各国の通信キャリア間の相互利益と共同発展の推進に向けることで合意。緊密な多国間協力体制を構築し、中国-アジア・欧州博覧会に合わせて、2年おきに「アジア・欧州情報ハイウェイ相互接続フォーラム」を開催するとともに、日常的に交流を図り、定期的に活動に関する情報を発信して、各国間の協力を促進する方針を示した。
同宣言では、◇市場メカニズムを十分に活用するなどして、国家間の高速通信回線網の相互接続を進める、◇データセンター、ICT(情報通信技術)を活用した各種事業運営、IT関連サービスなど関連分野での協力を促進する、◇衛星通信分野やスマートシティの構築で協力するーーなどについて確認した。
なお、中国はスマートシティの構築に関する豊富な経験と実績を活かして、関係各国に支援する用意があるほか、中国電信も光ファイバー網の整備が遅れている国に対し、構築から運営、融資を一体化したソリューションを提供して、国内の通信インフラ整備や国境を跨ぐ光通信網の構築などを支援する用意があるとしている。