また非公有制経済類の企業は、すでに中国の対外投資の重要な力になっている。投資先は広範で、投資・M&Aが活況を呈しており、投資の影響力が拡大を続けている。非公有制経済企業の2015年の海外M&A額は、同年の総額の75.6%を占め、数的にも金額的にも初めて公有制経済企業を上回った。
企業の海外進出、リスク管理に注意
中国の今年1−8月の海外M&A額は、昨年通年をすでに上回っている。張氏はこの活況について「これは正常なことだが、一部企業の海外M&Aは盲目的であり、流れに追随し見せびらかすような非理性的な動機がある」と指摘した。
張氏は海外における安全・利益の保障について、「中国企業の海外進出に伴い、中国の海外での利益が増えている。中国は毎年、対外投資先の投資ガイドと国別のリスク評価報告書を発表し、関連国の政治・経済・社会の重大リスクについて適時警告・報告している。また関連国と投資保護協定を締結し、法的形式により中国企業と人員の海外における利益を保護する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月23日