6.より健康的な食品
飲食の健康を重視する消費者がますます増加している。ジャンクフードを極力避け、暴飲暴食、食べ物の浪費といった悪い飲食習慣を減らしている。また食品の製造過程の透明化を求める消費者も徐々に増えている。 国際環境発展研究所の調査によると、世界の食べ物の半分が廃棄されているという。様々なSNSメディアにおいて、食べ物の浪費を止めるための活動が活発化しつつある。かつては見向きもされなかった、形の悪い果物がスーパーの棚に置かれ始めている。
7.心の健康に関心
消費者は体の健康以外に、心の健康にも強い関心を持っている。書籍など心の健康につながる商品は、すでに売れ筋となっている。ヨガも心をリラックスさせるための手段の1つだ。多くの空港で専門の瞑想室を提供している。
8.インターネットの過度な依存
スマホにはまりすぎることが世界的に問題になっている。ある調査によると、60%の人がスマホを抱えながら寝るという。他の調査によると、イギリスの中学生の3分の2が寝る前にスマホを使用するという。これらの青年たちは深夜までスマホを使い続けることから、健康や勉強に悪影響を与えている。 また他の研究によると、人類は元々、社交関連の情報に興味を持ちやすい。そのためスマホにSNSがあると注意力が散漫になりやすく、目の前の仕事に集中することができないという。 そのため、多くの人が一時的にパソコンなどの端末から離れて「ネット断ち」をし、気分転換させている。これらに関連したサービス業には大きなチャンスとなるだろう。
9.お金で安心を買う
世界各地で発生するテロ事件や、今後の人生の心配、経済的なプレッシャーなどが、消費者の不安を募らせている。彼らはそれらにうまく対処したいと考えるようになっている。お金で安心を買いたいという希望から、閉鎖された小さなエリアに対するニーズが増加している。先進国と多くの途上国の消費者はもはや、基本的なニーズだけに満足することはない。消費者の持つ不安感は現在、各種の購買決定や購買習慣に影響を与えており、有機食品、金融サービス、日焼け止め商品、警備サービス、空気清浄機のニーズが増加している。
10.独身貴族
調査によると、優秀な独身者は高級なライフスタイルを楽しんでいる。彼らは通常、可処分所得が高く、子供を養うプレッシャーもない。そのため独身者は大枚をはたいて高級商品や体験を買う。旅行したり、姪や友人の子供に高級な玩具を買ってあげたりする。このような独身貴族はヤッピーと呼ばれ、高級消費と文化が融合した生活を享受している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月24日