初の中国発起による国際エネルギー組織、グローバルエネルギー相互接続開発協力組織(GEIDCO)は2016年3月の設立以降、国際協力や戦略研究、技術イノベーション、プロジェクト推進などで大きな進展をみせた。現在も、モンゴル-中国-韓国-日本電力ネットワーク事業などの重要モデルプロジェクトに取り組み、「一帯一路」周辺国の電力相互接続を促進している。
GEIDCOと中国国家電網が共同主催した「グローバルエネルギー相互接続ハイレベルフォーラム--中国提唱2周年記念活動」が26日、中国の北京で開かれた。
国連の事務次長を務める呉紅波氏は、GEIDOがすでに共同ビジネス、共同建設、ウインウインのグローバルエネルギー相互接続開発協力プラットフォームになったとの見方を示した。国際社会が昨年採択した<持続可能な開発のための2030アジェンダ>では、「経済的で信頼感の有る持続可能な現代的エネルギーを共有する」目標が打ち出されたと説明。この目標達成には、各業界が気持ちを合わせて協力し、提携を進める必要があると話した。