「一帯一路」の建設、中国エネルギー戦略に対する特殊な意義

「一帯一路」の建設、中国エネルギー戦略に対する特殊な意義。

タグ: 中国エネルギー戦略

発信時間: 2016-10-09 16:25:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

                                      文=中国網編集長、中国翻訳研究院副院長の王暁輝氏

中国網(チャイナネット)編集長、中国翻訳研究院副院長の王暁輝氏

 

 2000年以上前、漢代の使者・張騫は西部を開拓し、東西の万里に渡るシルクロードを切り開いた。中国の習近平国家主席は2013年、「一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)」を提唱し、この古きシルクロードに新たな活力と中身を与えた。我々は今後長期に渡り、一帯一路の建設が国家の重要な経済発展戦略になり、中国が国際社会に深く融合するための効果的な手段になると判断できる。

 2000年以上前の張騫、600年以上前の鄭和は、自分たちが切り開いた道が今日、中国の重要な石油・ガスルートになるとは想像もしなかっただろう。中国石油天然気集団公司の鞏凱氏によると、同社の海外拠点はシルクロードと高度に合致する。これが先人の見通しなのか偶然なのかについては、頭を悩ませる必要はない。しかし一帯一路の建設は、中国のエネルギー戦略に対して絶対的に特殊な意義を持っている。

 一帯一路の建設、中国エネルギー発展の戦略的チャンス

 1. 中国のエネルギー安全を保障

 中国は現在、アフリカ、中東、東南アジアから石油・ガス資源を輸入しており、その8割がマラッカ海峡を経由し輸送される。この比率からは、中国の石油・ガス輸送がマラッカ海峡に過度に依存していることが分かる。ところがこの地域では海賊が猛威を振るい、政局が不安定で、テロ活動が頻繁化しており、中国の石油・ガス輸送の安全に影響を及ぼしている。一帯一路の建設構想の実施に伴い、中国は西への開放を加速し、ロシア、中央アジア、南アジアの石油貿易・輸送ルートを切り開く。これは中国のエネルギー安全水準の向上に対して、重大な意義を持つ。

 2. エネルギー企業の海外進出を促進

 中国エネルギー企業による海外進出が近年加速されているが、プロジェクトを制御し、高品質資源を獲得する能力は依然として向上が待たれる。多くの先進国はこの点について、長年の蓄積を経ている。例えば日本の場合は貿易先行で、現地で長年に渡りパナソニックやソニーなどの製品を販売している。そのため、状況をすでにはっきり把握している。中国はこの点で、まだ多くの取り組みが必要だ。一帯一路の建設は全体的に、沿線各国との経済・貿易関係を深め、相互理解と文化交流を促進する。これにより全体的な投資・貿易環境を改善し、石油企業の沿線諸国における発展を支える。

 3. エネルギーインフラ整備の得難いチャンス

 一帯一路の建設には、政策の意思疎通、施設の連結、スムーズな貿易、資金の融通、国民感情の接近という5つの重点協力分野がある。うち施設の連結は、インフラの整備と連結を指す。中国は一帯一路の「ビジョンと協力」の中で、エネルギーインフラの相互接続の協力を強化し、石油・ガスパイプラインなどのルートの安全を共に守ると明記した。そのため一帯一路の建設は、エネルギーインフラの整備に絶好の条件をもたらした。また中国エネルギー企業の海外進出に、全面的な支援と基礎を提供した。

 

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