同紙によると、中国は今年に入ってすぐに市場経済国としての地位を認められることを望んでいたが、米国から「認定を受けるには努力が足らない」と指摘されたほか、EUからも「ダンピング防止に向け一層の努力が必要だ」と指摘されたという。中国の鉄鋼産業に政府が補助金を出すことで、生産能力過剰問題を招いていることが背景にあるとしている。
自国の産業を保護するため、米国もEUも中国からの輸入鉄鋼製品に高い関税をかけてきたが、WTO加盟から15年目で中国が市場経済国に認定されれば、この関税も撤廃せざるを得なくなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月12日